Planner Blog

2020/06/19
natsu

生まれてウェディングと共に生きて39

ナツです。
またまたとっても久しぶりになってしまいました。
最近は未来のことばかり考えたり心配したりして
今までを振り返る余裕が無かった毎日。
 
先日、去年一緒にウェディングを迎えたおふたりと
久しぶりに会っておしゃべりして飲んで
新郎さんがこのブログを読んでいてくれたことを知って。
嬉しくて今日は書こう。
 
前回綴ったわたしは26歳。
個人事業主として独立して
ジュリアスローズが生まれた16年前。
同時に結婚もして
毎日が初めての連続で
どっちも実は全くうまくいかない。
 
ジュリアスローズの屋号をつけて
始めたのは良いけど
ウェディングプランナーという存在が
日本には皆無。
ウェディングプランナーと出会うことから始まり
カウンセリングして会場探しから始める。
これが全く認知されない世界に
1000会場ある
電話帳の太さの結婚式場情報誌を相手に
生きる人生を選んだものだから。
 
そんな中でも自分のスタイルをまとめて
ジュリアスローズとは何か
とにかく自分に向きあって
徹夜を続ける。
 
自分の営業ツールを作って
いつお客様が来ても良いように
その会場となる舞台をとにかく増やそうとする毎日。
 
とはいえこのちっぽけなわたしに
会場を貸してくれることは
なかなかの難題。
くじける毎日に心負けないように
強く未来を信じて。
 
その中で同時に
チームを固めてゆく。
今まで出会った最愛なる人々へ
ひとりひとりに会って
話をしにゆく。
わたしが信じた人たちは
みんな、みんな
ジュリアスローズの花びらになってくれると
言ってくれた。
これが勇気になり、想いを加速させてゆく。
 
その中でひとつの光をもらう。
担当した新郎新婦さまが
ご友人が結婚式を考えているということで
ご紹介してくださることに。
 
お客様をきちんとお出迎えするサロンが
整っていなくて
自宅にお越しいただいた。
 
手作りの名刺以外
何も持っていないわたし。
それでもふたりは
わたしとの会話だけで
大切な一日を委ねてくれることを
決めてくれました。
 
初めて生まれたジュリアスローズのお客様。
一緒に向かえる記念日は半年後の10月31日。
 
ウェディングプランナーと出会うことから
始まるウェディング。
会場も見てない、何も見せるものもなく
ただ、ただわたしの
愛を
心を信じてくれたおふたりとの時間は
今でもわたしの勇気。
 
会場の中を紅葉でいっぱいにする。
その絵をその瞬間から
描いていました。
 
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そんな中自分の結婚式の準備も同時に始まる。
準備期間は3か月。
プランナーは自分。
自分のことになるとプロデュースがすごく難しい。
 
大事な愛おしいお客様のウェディングを作る
頭の回路とは全く違う。
 
一番したかったことは
今まで担当させて頂いたお客様をご招待して
そのテーブルを作ること。
 
結婚式を作るって本当に大変で
いつも揺るがないゴールに向かって
毎日気が急いているような気分になったり
どこか気が張っていて
リラックスしてる時もどうしたって思い出す。
楽しみと心配と出来てない不安感と。
 
今まで新郎新婦さまの気持ちを痛いほど知る。
ウェディングプランナーの存在がいなかったわたしに
ウェディングプランナーの存在意義を知る
毎日を体験できてよかった。
わたしはふたりと三人四脚で歩きたい。