Planner Blog

2019/11/22
natsu

生まれてウェディングと共に生きて35

あ~
またまたすごく久しぶりです。
ナマケモノです。
先日 家族みたく一緒に居てくれる
新郎さんがブログを読んでくれてることを知って
更新しようと心に決めた。嬉しい嬉しい。
 
2003年11月8日
それは心の中で
ジュリアスローズが誕生した日。
本当の意味のバースデー。
 
会場が無くなり、ほかの会場で結婚式をしなければ
ならなくなった新郎新婦さまたち。
その最後の結婚式の日が
11月8日。
わたしはこの日を卒業の日として
会社を退社する。
その新郎新婦様のウェディングコンセプトは
『ミコノス島のクリスマス』
ふたりが行ってみたいと憧れのミコノス島。
そこにクリスマスがあったなら
こんな景色がいい。
そんな空間を創りました。
何も無い体育館のようなイベントホール。
そこに創ったミコノス島のクリスマスは
本当に綺麗で幻想的だった。
ガラスの花器が立ち並び
その中にブルーの水。
真っ白な花たちと無数のキャンドルが
ゆらゆらしてて。
優しいのにダイナミックで壮大だった。
会場に入った途端に、新婦さまが涙を浮かべて。
あの風景を今でも鮮明に覚えてる。
 
とにかく必死に
全力に
全部の力を降り注いで
みんなで創った
最後のウェディングは
透き通るくらい綺麗な時間だった。
 
結婚式が終わり
会場はゼロに戻る。
あの空間がただの真四角の
空間に戻る。魔法がかかった余韻を残して。
 
片付けがほぼ終わった時
わたしはその時担当してもらった司会者さんに
携帯で会場に呼ばれた。
“なっちゃん ちょっと会場に来て”
何があったのだろう。
 
会場に着いたら誰も居なくて
真っ暗だった。
真っ暗な空間の中
入場口が開いて
そこから入って来たのはウェディングを一緒に創ってくれた
全スタッフ。
ひとりひとり入って来た。
その手にはジュリアスローズという
薔薇を持って。
そしてひとりひとりの手から
ジュリアスローズの薔薇を受け取った。
メッセージも添えて。
抱えきれない程の大きな花束になった時
一番最後に入場してきたのは
今日結婚式を挙げた新郎新婦。
脱いだドレスをもう一度着て
ふたりが真っ直ぐにわたしのもとへ
歩いて来てくれました。
ふたりからもらったバラで
ジュリアスローズの花束は完成。
そう
これは新郎新婦からのサプライズだったのです。
これが
わたしがウェディングサロンの名前を
ジュリアスローズにした由来。
ジュリアスローズの本当の意味の
誕生日。 
 
あの風景は一生忘れない。
ここから先に訪れるすべての事は
この日から始まっている。
 

******************
こんな卒業と始まりが同時にあったとき
すべての岐路がここに集約。
わたしはこのブログで
ちょろっと出場している彼と
人生を共に歩くことになる。
いろんな事が一度にスタートする26歳。
それはそれは
山あり谷あり、谷いっぱいあり。
試練の連続でした。

Natsu.