また少し時間が空いてしまいました。
その間にいろいろなことがありました。
いろいろあって当たり前だ。
生きてるんだから当たり前だ。
昨日大好きなレストランに行ったら
イタリア人の笑顔いっぱいのサービスの方が
教えてくれた。
毎日がLast DAY!だから
嬉しい、楽しい、美味しいを笑顔で
過ごさなくちゃねって。
久しぶりに書こう。17年前のわたしのこと。
そうそう前回お話しした
大きな大きな出来事。
恋い焦がれ、ここに戻ることを目標に
すべて乗り越えてきた
ゴトウフローリストウェディングが無くなるという現実。
そんな自分の目標なんてどうでもよくて
会場が無くなったら
今ここで結婚式を約束しているお客様は
どうなるの?
その答えを当時のプロデュース会社の
社長に聞くのが
本当に怖かった。
いつ、ここが無くなっちゃうの?
この空間は消えちゃうの?
その会場は7月からクローズされる。
7月にも大事なウェディングがある。
それ以降5組のお客様がいる。
当時2人でこの会場を担当していて
そのうち私の担当のお客様が3組
一緒に担当していた子のお客様が2組。
そのみんなの笑顔が浮かんで
胸が切り刻まれる。
そしてそのクロージングを伝えるのは
わたしの役目だった。
そこから始まるのはお客様との涙の闘い。
解決が見えないスタートからの涙の闘い。
言葉なんて見つからない。
せめてものこのお客様の結婚式が
すべて終わるまでクローズしてはならない。
世の中には許されないのに
どうにも出来ないことがあるの?
お客様にお伝えする術がみつからず
言葉もみつからず
勇気が出ず
電話を躊躇い 刻一刻と時間は過ぎて。
ここから始まった一組一組のお客様と
向かい合った時間と風景を
今でも思い出して生きています。
そしてそのお客様たちが紡いでくださった
未来を今でも大切にしています。
そしてこの時わたしの心に決めたこと。
このお客様のすべての結婚式が終わったら
わたしも会社を辞める。
それがわたしの決意と覚悟でした。
25歳の夏の出来事。
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ちょうどこの頃だったかな
結婚しようと言われていた彼と
別れを決めたのも。
色々なことが自分の中で
決意づけられていく時期。
頼れる人がいなくて
寄りかかる人がいなくて
でもそんなことよりも
自分が守るべきものが大きかった。
愛しいものを守るのだ。
方法なんてわからないけど
気持ちはひとつ。
逃げたくなかった。
Natsu.