愛する場所を見つけた
人生の目標の場所を見つけた
そこにあった厳しさを糧に
毎日一個一個
自分に出来る小さなことを一個一個 出来るようになる
その毎日の中
本数確保のため
ひとつのプロデュース会社が参入してきて
私が人生初めて出会った
ウェディングプランナーの人々が解雇される。
社会を知る経験。
その環境の毎日でも
自分が最後に出来ることを一個一個。
新しく入ってきたプロデュース会社のプランナーさんは
大きな男性でがつがつしてる。
今までわたしが見てきたものとはまるで違う種類。
大学生のわたしは戸惑いよりも興味の方が強かった。
そんな時、彼はわたしにすべてを聞き質問してくる。
引継ぎはウェディングプランナーから、のはずが
わたしに何でも聞いてくる。
そんなことがわたしを強くしてくれた気がする。
そんな時
ご新規のお客様が突然の来訪。
プランナーは不在。
どうしよう、対応できるのは私だけだった。
やってみなさい。杉なら出来るだろ。
恩師からの指示。
そんな言葉から大学生のわたしは初めての
新規接客というものを体験した。
接客の場所もなく
暗いロビーにお座りいただき
アンケートを書いていただく。
何から話すんだろう、、、
結婚の意味もイメージも
まだ自分の中では現実的でなく
病気をして 赤ちゃんが出来る身体の状態で無くなってから
自分と結婚のイメージは
一致しないまま。
でも
今のわたしに出来ること
このウェディングの素晴らしさを伝えること
一生懸命伝えること
大学生のわたしは人生の大先輩である
新郎新婦さまにこのゴトウフローリストウェディングの
素晴らしさをただ ただ
一生懸命話したと思う。
内容は覚えていないけど
その風景は鮮明に覚えている。
その新郎新婦さまが言ったこと。
仮予約は出来ますか?
イベントとウェディングのスケジュール管理は
自分の仕事のひとつだったから
そこはしっかり出来たけど
仮予約してくれるんだ、
信じられないけど、不思議な気持ちだった。
わたしの話で仮予約。
ただ一応聞いただけかな。
その時は現実味が湧かなくて
後でその事を彼に話したら
それってすごくない?
そうか、すごいことかもしれない。
そんな初体験をして
毎日を一生懸命生きていた大学生。
必死に大人の世界とウェディングの世界の
ど真ん中に生きていた大学生。
その新郎新婦さまは
ご成約となった事実は
いま思っても信じられない^^
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今でも思います。
わたしは新郎新婦さまがずっと人生の先輩で
それはウェディングの世界に入った大学生から
独立する26歳まで
ほとんど出会う新郎新婦さまは年上で
人生の先輩でした。
その先輩方に対し、提案をする仕事
アドバイスをする仕事。
わたしが早く30代になりたいっていつも思っていたのは
そんな事実からもあったかもしれません。
でも分からないものは分かりません
学びたいことは教えてください
そんな素直な想いと共に正直に向きあってきた
そんな時代のわたし。
今とまったく変わってないなって思います。
歳を重ねることがとても素敵である考え方は
そんな意味も含めて
このウェディング人生の
中核にあるのかもしれません。
まだまだ続くわたしの奮闘記(今も続いているけどね)
まだまだ始まったばかりの奮闘記です^^
Natsu.