Planner Blog

2018/10/16
natsu

生まれてウェディングと共に生きて 18

大学4年生から始まったウェディングの毎日は

社会とはこういう厳しさだ

と毎日わたしの中で言い聞かせて

毎日学びの時間。

でも絶対あきらめない。

ウェディングプランナーのアシスタントの業務は

とにかく準備と力仕事。

(今はこれも全部ひとりでやってるなぁ)

それでもまだパワーは残っていて

ウェディング以外も時間が在るのでお手伝いすること

ないですか?

なんて

イベントの事務作業もしていた。

とにかくひとつでも多くの仕事をできるようになりたい。

そんな想い。

ウェディング三昧の日々が始まり

大学の卒論はもうどうしようもなく支離滅裂なものとして

仕上がっていく、、、、

そんな毎日の中 ある出来事がわたしの人生に

世界を押すことになる。

そこで雇われていたウェディングプランナー3名が

どうやら契約が切れるみたい

そしてこのゴトウフローリストウェディングは

本数確保の為、ウェディングのプロデュース会社が

入ってくるようだ。

大学生の私は毎日この業界の仕組みに順応し始め

その状況をすぐに飲み込んだ。

なるほど。

わたしをここに入れてくれた恩師から

話がある

とカンファレンスルームに呼ばれた。

杉、このゴトウフローリストウェディングは

本数確保のためもあり、他の会社にウェディング業務を

委託することになる。色々考えた結果

お前はその会社に入りなさい。

ウェディングの道を進むのならば

それが一番良い方法だ。

俺たちの会社からは手離れるけど

大きくなって帰ってこい。

 

そんな言葉をもらい、わたしは

バイトでありながら所属が変わることになる。

その結果を聞いたウェディングプランナーの3名。

そこから終りの日まで

わたしは精一杯のサポートを続けた。

 

ある日から

次のプロデュース会社のスタッフの方が

入ってくるようになる。

大きながつがつした

男の人。この人もプランナー??なんだ?!

この日から何となくさみしくなってゆく。

3名のウェディングプランナーの中のトップの方は

言葉厳しく わたしとお客様はいっさい

触れさせてくれなかったけど

少しづつ少しづつ

信頼関係が築かれていった。

いつしかもらった言葉

“杉原 あなただけは私のお客様に触れていいからね”

今までやってきた事の結晶の言葉。

そこから私は

彼女のお客様と彼女を繋ぐ、パイプ役みたいになり

彼女が描くウェディングに触れさせてもらえるようになった。

そんな大学生の秋の終わりの出来事。

わたしのウェディング人生が

大きく動き出した。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

思えばわたしの中にある度胸みたいなものは

この時期に培われていったのか

わたしの中にある人への敬意は

この時期に培われていったように思います。

プロの中に早い時代から交わる毎日があり

その厳しさを知り

その中でこうではなく、もっとこう在りたいと

理想も描きながら学びを続けていたように

思います。

こんな毎日の中、病気になった時から

自分の身体を人に見せられず

恋をすることにただ怯えていたけれど

忙しい中に出来た 彼というものに

束の間の楽しい時間を一緒に過ごしながら

今まで出来なかった色々なことを

特別に大事に感じて

一生懸命生きていました。

人生に彩りが加えられていく毎日を

感じていました。

Natsu.