Planner Blog

2018/09/12
natsu

生まれてウェディングと共に生きて 07

高校2年の夏休み

ほっそりとした身体になり

みんなと会わなくなる

わたしにとっては好都合も多くなる。

みんなとご飯を食べなくても大丈夫になること。

誰にも言えなかったけど

お昼のお弁当の時間はストレスで

半分以上残して蓋をした。

なるべくご飯はお箸でお弁当箱の端に寄せる

あたかも食べたかのように。

そんなのみんな分かっていたはずだけど

気が付かないふりしてくれていたんだと思う。

残ったお弁当のおかずが母親に見つからないように

帰り道の公園のごみ箱にこっそり捨てる。

罰当たりな帰り道。

頭はそんなことでいっぱい。

それ以外は勉強に専念した。

最下位からトップへのショートコース

成績はクラスではトップ。学年でも2位になっていた。

そんな中 バイトをしていた場所は

カレー屋さん。

こんな細い身体なのに、大食い専用のカレー屋さんで

20分以内に1000グラムのご飯のカレーを食べた人無料!

なんてミスマッチな場所でのバイトだ。

バイトのまかないは一斉お断り

カレーなんて食べることさえ浮かばない。

その頃のわたしの食べて良い食べ物リストは

〇こんにゃく

〇おかゆ

〇海藻サラダ ノンオイルドレッシング

〇昆布

〇茹でた野菜か生野菜 油は使用しない調理

ドレッシングもつけない

〇わかめとえのきの味噌汁

〇きのこ全般

〇そうめん

これは許されるものたち。

これを食べると安心する。

バセドウ病になったわたしは

その姿に耐えきれす

拒食症も併発していたのだ。

拒食症とうのは自分はその姿に気が付かないもので

周りが思うほど自分は痩せていないと思っている。

毎日体重計に乗り、1グラムでも増えたものなら調整する。

わたしはこれを繰り返し

勉強に励み、母親以外とはなかなか出かけられなくなり

特定な人しか会えなくなる。

夏休みの真ん中

仲良し8人くらいが集まり、大きな広場で花火をしよう

これは夏休み前からしていた約束で

その日のためにおしゃれをしようと

母親と洋服を買いに行った

どうしたって今までの服が着られない身体だった。

久しぶりに再会した友達は

わたしの姿に驚いただろう。

いつも通りに笑って過ごしてくれたけど。

 

 

2学期が始まり登校が始まる。

みんなの目が気になる。

みんながこっちを見ている。そんな気持ちでたまらない。

ただ仲良く一緒に居れくれたみんなは

いつも通りそばに居てくれたこと

それは今でも言葉にならない。

バイトももう通えずに辞めることになる。

もちろん生理は何か月も来ていない。

 

しかし

相変わらず勉強はどんどん出来るように。

クラストップと学年2位の座は守り続ける。

勉強しかなかったのかな。勉強が楽しかった。

そこで限界が来る。

一番太っていたころから体重はマイナス24キロ

体重計は31.5キロをさした。

わたしは多分生きるために一番最低限のものを持ち

ぎりぎり生きていたのだ。

これじゃ死ぬかもしれない。

この体重計の針がわたしを呼び起こした。

戻りなさい、それ以上は進んではならない

その声を聞いた。

負けるな。

ここからです。

明日に向かうようになったのは。

ただ成長期のバセドウ病と拒食症の併発のダメージは大きすぎて

この先ももう少しこの歪みは続くことになるけれど

ここからです。

この日もきっと今のウェディングの道へのスタートのひとつ。

だから絶対に忘れずに

大事にしている日。

Natsu.