昨日 日本車椅子バスケットボール選手権大会を見に行きました。
昨年12月に結婚式を担当させて頂いた新郎さま正晴さんが出場するので
応援に行きました。
初めてお会いした時にバスケに対する熱意を知り
一度その姿を拝見したいと心から思っていたので
念願が叶い、本当に楽しみでした!
奥様である雅子さんはお仕事で遅れていらっしゃるということで
まずは私一人で応援していようと少し緊張しながら東京体育館に入りました。
入った瞬間に空気は変わりました。
白熱した声、審判の笛の音、応援のエール、地面に響くボールの音、
息を飲むほどでした。
席に着く前に正晴さんの姿がまず飛び込みました。
そしてチームの中にはおふたりの結婚式に出席してくださったゲストの方もいらして
私はもう目が離せません。
そこから始まった18時から20時の2時間は、あっという間で
まるで30分のように感じました。
その時間は私の日々の過ごし方を見つめ直す貴重な大切な時間になったことは
事実です。
車椅子のバスケは非常に激しく、ぶつかり合うことを恐れません。
時には転倒します。それでも審判は手を貸すことなく自分の力で起き上がります。
ゴールは通常のゴールと同じ高さに設置されていて
立ったままゴールするよるよりも何倍もの力を要します。
走る姿、まさにみんな走っている。自分の足で走っている。
ボールを追う真剣な眼差し、仲間がボールをゴールに運ぶまでの道のりに
それを阻害するものを決して許さずそれを守り抜く姿、
一秒一秒が無駄に出来なくて、一瞬一瞬見逃したくなかった。
すべてを目に焼き付けておきたくて、瞬きするのを惜しみました。
絶対に諦めないこと、気持ちが強いほうが勝利を得ること
チームみんなの表情、そこにある空気に
それが表れていました。
試合終了まで後10分、36対36で奥様雅子さんが到着して
最後ゴール2点入り正晴さんのチームは勝利を得ました。
自分は恵まれた身体を持ち、日々不自由無く歩き、ご飯を食べ
電車に乗り生活しています。
当たり前のことに感謝することを時に忘れ、甘えることがあります。
正晴さんが出会ったバスケットボール、
雅子さんは正晴さんのバスケをする姿が一番好きだとおっしゃいます。
私が出会ったウェディング。
もっと大切にしよう。そして日々こうしてお客様と出会えること、過ごせることにもっと感謝して
生きよう。
そして諦めないこと、
気持ちが強いほうに神様は味方する。
気持ちの強さは表現の強さでは無くて、心の中にある温度が
どれだけ温かいか。
願う気持ち、信じる気持ちが曲がっていないこと。
真っ直ぐであること。
たくさんのことを教えてくれた試合に感謝しています。
そしてこんな素敵なおふたりに出会えたことに感謝をしています。
皆さんも是非機会が合ったら行ってみてください。
今日もまた東京体育館では歓声が上がり、みんなの真剣な想いが
空気となって表れています。
私はここで、心の中でエールを送っています。
頑張れ!!!!!!!!!!