先日また教えてくれた人が居る
『なっちゃんのブログ読んでるよ』
そんな言葉に勇気をもらう
『自分の人生を伝えてゆこう。』
わたしが出会った恵比寿ガーデンルーム。
今日はここのウェディングの創り方について
書いてみよう。
わたしの大きな試練
恵比寿ガーデンルームのウェディング。
ここのウェディングを創りかた
最初から1つずつ教えてくれる人もそういなかった。
あんちゃんに頼りながら
学んでいった。
まずは図面を作る。
照明さんにはこの図面が適当では許されない。
(溝の口では手書きで許されていた!)
この図面により証明の設計をするものだから
何センチかずれがあると怒られる。
ひ~!!!
お客様の打ち合わせと並行して
会場側に提出する資料や発注が
溝の口の5倍はあった。
とにかく何にも無いもんね。
そして当日の空間作り。
ここの空間、当時
当日ジョーゼットを天井に這わせて
室内テントみたいな空間を創っていた。
あのジョーゼットがあるならば
もう一回やってみたい。
しかしあのジョーゼットがあるからこその
大きな課題が満載なのだ。
まず前日 証明さんがよく使用するタワーという
機械に乗り、自分でスタートボタンをぽち。
ウィーンと上に上がる。
そうすると4メートルくらい上がり、
天井に近いポールに布を結び
布を垂らす。
そうすると壁一面は布で隠れる。
伝え辛いけれど大きなカーテンみたいなものを
手で結ぶ。
ほほう!女の子がこれをひとりで!!
高いところ大好きだから楽しかった。
ウェディング当日はまず
照明のバー全部を下ろして
照明さんが照明の灯体を取り付ける。
そこからジョーゼットを天井に這わすため
照明のバーにみんなで結びつける。
これがすごい作業。
布が会場一面にあって人が見えなくなる。
布の迷路にいる状態。
それが終わったら証明を天井に飛ばす。
やっと床が現れる。
天井は一面が布で覆われる。
会場にはテーブルが無いから
大きな搬入用エレベーターに乗り
倉庫から椅子とテーブルを下ろしにいく。
そこから図面に合わせて
サービススタッフのみんなと
テーブルの位置を決める。
図面通りにね、照明さんに怒られるよ~
とこころで叫ぶ。
みんなでわいのわいの!
テーブルの位置が決まったら
フローリストがお花を設置。
並行して
テーブルセッティング開始。
同時に照明さんたちがタワーにのって
全部のテーブルに照明のシュートを開始。
まさにイベント創りの光景。
照明さんの怒鳴りも行きかう。
ぎゃーこわい!
すべての照明シュートが終わったら
照明のパーセンテージを決める。
進行表を見ながら
このシーンは照明何パーセント
テーブルの明かり何パーセント
全部のシーンに合わせた照明を創る。
それもすべてわたしの指示と判断。
ここまでで3時間
この会場を担当するには会場が出来上がるまでに
パワーの120%くらい使ってしまいそうになるから
当日は250%くらいのわたしが必要だ。(今もそうだけど)
披露宴中は照明さんと音響さんは
2階の調光室からオペレートしてくれるんだけど
天井一面にジョーゼットがあるものだから
布で会場が全く見えない。
なのでわたしが下からインカムで
すべての動きを指示する。
おお~
ここのウェディングは全く新郎新婦さまの
そばに居られない!
ある程度割り切らないと
ここでウェディングはやりきれない。
こんな場所だった。
それでも自分なりにふたりのそばに
居られる時間を見つけていた。
ふたりもそれを理解してくれて
わたしはこのウェディングの中で
自分なりに出来る最大の方法を
見つけ出してきた。
このやりがいに鍛えられた。
今までの平和な溝の口の風景とは別世界。
だから
今でもイベントホールのウェディングは
楽しくてならない。
でもここに足りなかったもの。
花の力。
こころのどこかで
ゴトウフローリストを求めながらも
自分で花屋さんを見つける旅に出た。
そんな24歳の毎日。
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今日はわたしの真髄となるイベントホールとの
思い出の話し。
今でもインテリアが多い空間は苦手。
シンプルのほうが好き。
究極にシンプルなスケッチブックに
描くほうが好き。
こんなにも夢中なウェディング人生。
プライベートはというと
歳下の彼とくっついて分かれて
またくっついて。。。
結婚をせがまれていたけど
全くその気になれず。
わたしの夢中なお方はウェディングですから
悪しからず。
そんな毎日^^
Natsu.