さまざまなことを
次から次へと
そんな高校2年生の後半
学校が楽しくなった。
薄い髪も落ち着いて 人より2倍食べるくらい
食欲も回復。
まだまだ細いけれど元気で
何故か体育も得意になり
マラソン大会では上位入賞。
部活やってる子を追い抜き
なっちゃん はえ~って
言われる。
色々出来るようになる。
4年生大学に進学することを決め
勉強はとても熱心。
通院しながらも早退した授業は
絶対追いつくように取り返す。
あの頃の集中力が欲しい。
そんなわたしは高校3年生に
華やかでも何でもない高校生は
あと1年。
髪も伸びてきて 誰とでも会話が出来るようになる。
特に男の子。
高校2年の悲惨な姿になってから
男の子と会話すること 忘れていた。
男の子といっぱいおしゃべりするようになる。
ほっとしたのは
卒業アルバムに何とか普通の姿で
撮影が出来たこと。
卒業アルバムの撮影ってなぜかすごく
早い時期にするから。
その時にあの姿じゃなくて良かった。
みんなの記憶に残る姿が
あれじゃなくて良かった。
そんな安堵は他の子とは全然違う類の
ものだったろうな。
予備校に通いながら大学受験と授業のテストと
どっちも気を抜かず 良き成績を残し続ける。
高校のレベルが高くなかったけど
その中でトップを走ることは自信になっていた。
予備校は色々な出会いがあった。
他の高校の子と触れ合う。
わたしの過去なんて何も知らないから
楽だったし
少し細いわたしの身体も
もともとそういう子 という
カテゴリーで済んだ。
結局
最終的に受験の前に 勉強のし過ぎで
疲れ果て
成績が良かったから小論文の推薦で大学へ合格。
受験勉強は終わった。
その頃かな
恋をしたな。少ない少ないわたしの高校生の
ちいさな恋。
実らなかったけど^^
そんなわたしはとても楽しい高校3年生を終え
大学生活が始まる。
この時間がわたしの運命を創った。
・
高校生活はここに書ききれぬ闘いの連続でした。
全部は書かないけれど
わたしにとって今
あたり前のことが特別なのは
この時間があるから。
人と会話をする
人とご飯を食べる
人を気にすることなく街に出る
誰かに恋をする
髪を伸ばせる
わたしには全部特別だったから
今でもそれが当たり前じゃなかったりする。
『当たり前のことは 当たり前じゃない』
今あることは
当たり前じゃないから
ありがとうで過ごそう。
わたしの人生観を変えてくれた
大事な時間。
だから
ありがとうでいっぱい。
Natsu.